2005年09月25日
![]() | School Rumble Vol.10 (10) 小林 尽 by G-Tools |
今度はバスケか……。
学園祭は終盤に。そして、その次はなぜかバスケ。相変わらず、脈絡のないマンガだ(笑)。
スクランといえば、個人的にラブコメとはいえ爆笑系というより、絶妙な間と魅力的なキャラクターを楽しむものだと思っていたが、今回はなかなか笑える部分もあったように思う。
それにしてもこの作品、無茶なようなでマンガとしての体裁がきちんと整っている珍しい存在だと思う。つぼをきちんと抑えてあるというか、マンガとして純粋に楽しめる。
見た目はよくても物語はダメとか、物語はよくてもマンガとして面白くない作品が多い近ごろのマンガ界にあって、総合的に見事な出来。スクランもいいが、小林尽のまったく別の作品も読んでみたい。ハリマのマンガもいいけど(笑)。
#ちなみに、笹倉先生や妙のようなタイプの女性は苦手です(苦笑)。
投稿者 KATANA : 15:36 | コメント (4) | トラックバック
2005年08月28日
![]() | 普及版 リトル・トリー 和田 穹男 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
昨今、「本当の豊かさとは何か」ということがよく議論されている。その延長として“ゆとり”をテーマに、教育や行政の分野などでさまざまなことが行われているようだ。
しかし、時間的・金銭的に“ゆとり”があったとしても豊かでない人たちが多い。要するに人間の心にかかわることだから、表面をなでるだけでは効果が薄いということだろう。
さて、今回紹介する『リトル・トリー』という小説は、両親を失った幼い少年がネイティヴ・アメリカン(インディアン)のチェロキー族である祖父母のもとで暮らすという物語だ。ストーリーの大半は日々の生活を淡々と語っているだけなのだが、その何気ないことがらの中にわれわれ現代人がはっとさせられる“知恵”がちりばめられている。
今は、「なにが大切でなにが不要か」がわからなくなってきている時代である。いい学校に行き、いい会社に入れば幸せになれるなどといった神話は崩れ去った。どんなに物質的に豊かで、どんなに輝かしい経歴をもっていても幸せになれない。昨今の異常な事件や自殺、鬱病などの増加はそのことを端的に物語っている。
われわれは何を見落とし、何を捨ててきてしまったのだろう? 田舎に憧れる人が増えているが、それは何を物語っているのだろう?
『リトル・トリー』は、その答えのパーツを与えてくれる。はっきりと書かれているわけではない。なにげない事実を語ることによって、大切な“何か”をわれわれに伝えてくれるのだ。
この本には、本当の“生きる知恵”が記されている。現代を歩む皆さんにこそお勧めしたい一書だ。
【追記】 私は知らなかったのだが、この小説を題材とした同名の映画が出ているそうだ。もし観た方がいたら、ぜひ感想を聞かせてほしい。





