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2006年10月26日

著作物を翻訳すること

 ブログでは、他人の作品(つまり著作物)を紹介することが意外に多い。文章から始まり、画像、アプリケーションなど、そういったものの記事を取り扱うことをメインにしたサイトも存在するくらいだ。

 そのため、以前からブログと著作物の関係は切っても切れないものになっている。特に最近問題になっているのは、著作権侵害にかかわる事柄だろう。

 著作権に関してはいろいろなことが絡んでいて一概には言えないのだが、今回は中でも外国語で著された文章の翻訳について触れてみたい。

 近頃、個人的に気になっているのは、海外サイトのニュース記事を日本語訳したものを掲載するブログが増えていることだ。これは読む側にとってはありがたいことで、かく言う自分も恩恵にあずかっている部分もある。

 ただし実際のところ、著作権の面からはかなりまずい。なぜかというと、著作権の中には翻訳権というものがあるからだ。そのため、他人の著作物を勝手に翻訳して発表することは許されない。

 その点、人気サイトを回っていると、意外にも丸ごと海外のニュース記事を翻訳して掲載しているケースが散見される。ひどい場合になると、そのニュースのソースをまったく記していない場合さえあるほどだ。

 これは著作権者の許可を得ていないかぎり、明確にその侵害行為に相当する。はたしてサイトの運営者の方々は、このことに気付いているのだろうか?

 とはいえ、私的な限られた範囲での利用や教育目的の場合、そして正当な引用に該当すると考えられるときはこの限りではない。ただし残念ながら、誰でも閲覧することができるブログに掲載している時点で私的使用とはとても言えず、ましてや記事を丸々載せるのでは正当な引用の要件を満たすはずもない。

 先述のとおり、私自身、海外記事を翻訳してくれるのはありがたいと思う面もあり、またニーズがあるにもかかわらず日本語に対応しないニュースサイトの問題もあるだろう。

 しかし、著作権侵害であることに変わりはないのだ。最近のブログの運営者はどうも確信犯的にやっているというよりも、そのことを知らずに“なんとくなく”やってしまっている場合が多いように思われる(要は、ネットリテラシーが低い初心者が増えているということだ)。

 後で思わぬしっぺ返しをくらわないためにも、上記のことをわきまえておくひつようがあるのではないだろうか。

投稿者 KATANA : 2006年10月26日 13:43

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