2006年09月29日
東京ゲームショウ2006も閉幕し、次世代ゲーム機の話題も出揃った感がある。
それにしても面白いと思ったのが、SCEの久夛良木CEOの基調講演だ。これを聞くと、批判されることも多いPS3だが方向性はけっして間違っていないと感じる。
話の内容を聞いても、SCEは“汎用性”を追及しているというのがよくわかる。単にゲームができるというだけでなく、Blu-ray Discによる映画の視聴はもちろん、ネットにつなげて様々なサービスを受けられるようになるようだ。
昨今は“汎用化”の時代ともいえる。PCや携帯電話に象徴されるように、ひとつのハードで複数の機能をもつことが当たり前になりつつあるのだ。他にも、ネット家電に代表されるように、テレビ+HDDレコーダー、音楽プレイヤー+情報端末のように汎用化の波はいろいろな分野にまで及んでいる。
そうした中で単一の機能、たとえば「ゲームだけ」では消費者に対する訴求力があまりにも弱いと言わざるをえない。特に据え置き型ゲーム機のように、リビングで一定程度のスペースを必要とするものに関しては、汎用性に乏しくては一般のユーザーを引き付けることはなおさら難しいだろう。
その点、SCE陣営がPS3をゲーム機というより、ひとつのコンピュータとしてプッシュすることは理に適っている。時代の流れからすれば、むしろ当然のことだ。
ただし、ゲームファンから批判されるのも仕方がない面もある。汎用性を追及したことでハードの価格が高くなってしまうのでは、ゲームに焦点を当てているユーザーからすればデメリットでしかない。だから、ひたすらにゲーム機としての可能性を追い求めた任天堂のアプローチも、別の面では正しいといえるのだ。
方向性がまるで異なるが、どちらも一長一短がある。両者が同じほうを向いていたのでは面白くないから、これでかえってゲーム業界としてはいいのかもしれない。一ゲームファンとして、これからが楽しみになってきた。
【関連サイト】
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投稿者 KATANA : 2006年09月29日 15:56
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