2006年09月14日
自民党の関係者がJリーグの試合において、スタンドで自分たちの宣伝をするなどという馬鹿なことをしでかしたようだ。
『イザ!』の記事によると、自民党の名前入りのうちわやTシャツを用意しただけでなく、“のぼり”まで立てたらしい。この厚顔無恥な行為に、当然サポーターやJリーグの関係者も怒りをあらわにしている。
これは場をわきまえない、あまりにも愚かな行為であることは改めて言うまでもない。自民党の関係者に弁解の余地はないだろう。
それにしても気になるのは、こうした馬鹿げた行いに対して内部から批判の声が出なかったのかということだ。この日、関係者だけでも約2,000人が観戦していたという。にもかかわらず、誰も止めようとしないとはどういうことか。
もちろん、そういった意見は黙殺された可能性もある。しかし一方で、ひとりとして「これはいけない」と気付かなかった可能性も捨てきれないだろう。
これが、日本の与党だというのだから呆れ果てると同時に薄ら寒いものも覚える。内部からの自浄作用が働かない組織は腐敗していくだけだ。自民党の不正は今に始まったことではないが、本当に先が思いやられる。
この点、最近ネットで問題になってきている企業によるブロガーの買収やCGMの不正利用と共通する点もある。つい先日も、楽天がWikipediaで自社に不利な書き込みを削除しようとしたことを認めたが、こうしたことが起こるのは結局のところ目先の利益しか考えていないからだ。
だから、長い目で見れば損害をこうむることがわかっているようなことでも、なんとなくしでかしてしまう。そして、後で“炎上”してから後悔することになるのだ。このことは他にも、ホリエモンや村上の末路を見れば明らかだろう。
悪いこと、倫理的に間違ったことをすれば、いつか必ず自身に返ってくる。それは当たり前のことなのだが、そのことをきちんとわきまえている人は意外に少ない。ネットで著作権侵害があとを絶たないのも、そこにひとつの理由がある。
よって、Googleの「Don't be evil」(悪いことはしない)というモットーは、抽象的すぎるという批判もあるが、まったくもって世の中の原理をきちんとわきまえたことだといえる。実践できているかどうかはともかくとして。
つまるところ、大事なのはいい・悪いの判断を自分で行い、そのうえで自らを律することができるかどうかにかかっている。前述の自民党や楽天の関係者はできなかった。ホリエモンも村上もできなかった。
それぞれがセルフコントロールできなくなったとき、社会全体の秩序の維持も難しくなる。人間はいつになったら、警察機関などなくても生きている世界を築けるのだろうか。
投稿者 KATANA : 2006年09月14日 15:32
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