2006年09月22日
日本のいびつなドラフト制度(1)
以前からずっと言われ続けている日本のプロ野球におけるドラフト改革。先日も選手会側が野球機構に対していろいろと要望を出したが、とにかく日本のそれにはおかしな面が多い。それらをポイントごとに見ていきたい。
1. 戦力の均衡という目的が果たされていない
そもそも、ドラフト制度の存在意義はチーム間の戦力格差の是正にある。特定の球団に戦力が集中してしまうと、同じチームばかりが勝ち続けることになり、引いてはリーグ全体が面白みのないものなってしまう危険性がある。
一方、勝てない不人気チームのほうは経営が苦しくなり、場合によっては身売りや球団そのものの解散を考えなければならなくなるだろう。こうなった場合も、もちろんリーグ全体にとって大きな不利益となる。
当たり前だが、野球は相手が存在してこそ成り立つスポーツだ。つまり“一人勝ち”の状況が続けば、最終的には誰にとってもデメリットしか存在しなくなってしまう。最悪、かつての大阪近鉄バファローズのような球団が続出すれば、リーグ自体の存続が危ぶまれることにもなりかねない。
チーム間戦力の均衡という目的を達するためならば、本来は完全ウェーバー制でやって当たり前なのだ。それをやらず、同じ選手を指名した場合はくじ引きで決めるなどという中途半端なやり方では、いつまで経っても格差は是正されない。
(つづく)
投稿者 KATANA : 2006年09月22日 14:06
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