2006年07月08日
現在における日本サッカー界の第一人者であった中田英寿が引退を表明した。
正直、さすがにこのタイミングでの引退には驚かされた。まだ29歳で、W杯でもチームが不調ながらも中田はそれなりにいい動きを見せていた。イングランドプレミアシップのチャールトンが獲得に動いているという噂もあり、まさに“これから”といった印象だったからだ。
これは日本のサッカー界からすれば、はっきり言って痛い。現役の選手で、彼ほど経験豊富で世界的な知名度がある存在は他にいないからだ。代表チームが厳しくなるということ以前に、若い選手の目標となれる人物がいなくなるのはつらいところだろう。しかもサッカー界から完全に離れるというのだから、損失という言葉では言い表せないほどのものがある。
しかし個人的には、この引退はベストタイミングであったと思う。以前、ジダンの引退について触れたエントリーでも書いたことだが、ひとつの終わりは新しいことの始まりでもある。すなわち、終わりのタイミングを間違えると次の始まりに悪影響を与えたり、場合によっては何も始められなくなってしまうのだ。
特に、それまでやってきたこととまったく違うことにチャレンジするというのなら、29歳という年齢はもうすでにギリギリだと言っていい。20代の頃の1年と40代以上での1年は、数字上は同じでも人間にとってはその重みがまったく異なる。歳をとってから新しいことを始めようとしてもなかなかうまくいかず、またそこそこの成功を収めることはできてもより高みを目指すことは難しい。
だから、私は中田英の決断を全面的に支持したい。サッカーだけで終わりたくないという気持ちもよくわかるし、新しい挑戦をすること自体が素晴らしいことだ。今後は、別の分野での活躍を願っている。
投稿者 KATANA : 2006年07月08日 19:13
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