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2006年05月19日

Winnyに意外な助け船
P2P

Winnyの技術 相次ぐ情報流出などのセキュリティリスクによって完全に悪者にされてしまっているWinnyだが、意外なところから助け船が出された。

 ISPのぷららがWinnyの通信を完全にシャットアウトしたことに対して、総務省が待ったをかけたのだ。なんでも、特定のアプリケーションの通信を完全に遮断することは、通信の秘密の侵害に当たるそうだ。

 確かに、自分のよく使っているソフトがISPから一方的に使用不能にされたら、ユーザーからしたらたまったものではない。ISPはなんやかんやと理由付けするだろうが、そもそもWinnyそのものが違法かどうかはまだはっきりとしていないのだから、ISP側の独断で特定のアプリケーションに対して“いい/悪い”を判断する権限などないはずである。

 その点、電気通信事業法に違反するという総務省の判断は正しいといえる。Winnyに逆風が吹きつづけている状況だけに、こうした判断を周りに流されずにきちんと下せたのは高く評価できる。

 ISPはあくまで通信の仲介者であって、トラフィックの中身を独自の判断で選別していいわけがない。それにもかかわらず、ぷららがあえて遮断に踏み切ったのは、要するにWinnyの通信が帯域を食ってしまうことが嫌だからだろう。

 つまりWinnyのセキュリティリスクは、かえってISPにとっては帯域制限や遮断を行うための格好の言い訳となっているのだ。ぷららは情報流出を表向きの理由としているが、その実、回線の負担を軽くすることが本来の目的であることは誰しもが気付いている。

 ファイル共有ソフトに限らず、ブロードバンドを活かしたコンテンツが増えれば増えるほど、現在のほとんどのISPが行っている「ベストエフォート型」のサービスは行き詰まっていく。こうしたなんともファジーなサービスを続けていくかぎり、ISPは帯域を食うアプリケーションやコンテンツに怯えつづけなければならないのだろう。

 Winnyは、著作権だけでなくいろいろな面でも問題を表面化させてくれているのだ。

投稿者 KATANA : 21:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月17日

ジーコジャパンの予想フォーメーション

監督ジーコ、語る 月曜日はW杯メンバーの発表で盛り上がったが、もちろんスタメンが決まったわけではない。そこで今回、あえてジーコ監督が選ぶであろう11人を予想してみた。

    玉田 高原
  中村    中田英
    小野 福西
三都主 中澤 宮本 加地

 おそらくこんな感じだろう。“点が取れないFW”というイメージが定着してしまった玉田だが、なぜかジーコ監督の評価は高い。同様に高原もクラブで結果をまったく残せていないが、ジーコはまず間違いなく選ぶだろう。

 難しいの中盤だ。この四人の中でスタメンが確定しているのは中村と福西だけといっていい。とはいえ、中田英への監督の信頼感は高く、また小野が復調していることを考えるとこのメンバーが有力だ。ただし、小笠原には彼らを押しのけて先発に入る可能性は十分にある。

 最終ラインは説明するまでもないだろう。ただ三都主が積極的に上がるであろうことを考えると、中澤がCBの左でいいのかという疑問がある。彼が空いた左サイドのスペースに入ることになると中央が手薄になるだけでなく、1対1に弱く高さもない宮本がビドゥカら大型FWと競り合わなければならなくなる。もちろん、その辺は福西がカバーするのかもしれないが、いずれにせよ不安がある。これまで試していなかった宮本が左というのを、本番でいきなりやるわけにはいかないだけに。

 ただ、個人的にはそういった部分よりももっとドラスティックな変化を期待したい。たとえば以下のような。

    巻 大黒
  中村    小笠原
    小野 福西
中田浩 坪井 中澤 駒野

 でも、100%この布陣はないだろうな……(苦笑)。だが、今回のメンバーで調子のいい選手を選ぶのならこの形になるはずだが。

 攻撃的MFは未知数の中田英ではなく小笠原を。そしてFWは“本当の実績”があり、調子が上がっている巻と大黒を。左SBはある程度守備もできる中田浩、右はいいのか悪いのかよくわからない加地より駒野を。CBの左にはスピードがあり競り合いもそれなりに強い坪井を。

 ちなみに、ジーコジャパンの貢献度(←未だに実態不明)を度外視して、クラブでの活躍を基準に選ぶなら以下のとおり。

   佐藤寿 巻
     中村
  松井    今野
     阿部
新井場 坪井 中澤 徳永

 どうよ!? 2トップには今調子のいい選手を。これはもう当たり前。中盤はダイアモンド型というより、ミランスタイルの3ボランチ気味に。松井は当然入れるとして、右には仮想ガットゥーゾの今野、中盤の底にはレジスタとしてプレイメイクも守備もできる阿部を。左SBには実績十分の新井場、右には安定感のある徳永を。

 我ながら可能性を感じる(笑)。あー、この布陣を見たかったなぁ。

投稿者 KATANA : 19:44 | コメント (2) | トラックバック

2006年05月16日

代表の選手として

ジーコスタイル―進化する日本代表 W杯メンバーが発表されて、各選手のコメントがメディアを通して入ってきた。

 全体的に、やはり代表入りできたことの喜びとその責任の重さ、そして落選した選手への気づかいを示している選手が多い。これまでの頑張りが報われたと同時に大きなプレッシャーを背負うことになり、場合によっては仲のいい選手が代表のユニフォームからさよならすることになってしまったのだから、当然の反応だろう。

 ただその一方で、玉田の「自分のためのサッカーをしたい」という言葉が少しだけ引っかかった。確かにこれまで自分がやってきた成果としてW杯に出られることになったのだから、“自分のために”やる権利はあるし、サッカーに限らずスポーツは自身が楽しむためにプレイするものだ。それに、FWはエゴイスティックなくらいでちょうどいい。

 しかし、やはりチームへの貢献や代表への誇りに関するコメントもほしかったかな。自分のためにやるのもいいが、それで結果が伴わなければ批判されてもしかたがない。

 それはともかく、一方では落選した選手たちのことを考えると身につまされる思いがする。特に久保は、自身も周りも“当確”だと思っていただけにショックが大きいだろう。また、松井はきちんと結果を残していたし、選ばない理由を見つけるほうが難しいくらいだから、自身の気持ちにけりをつけるのも困難だろう。

 ファンが納得いかないのなら、本人はなおさら納得いかないはずだ。しかし疑問点はあれど、これが監督の判断なのだからもう仕方がない。

 しかし、だからこそ代表選手たちには全力を尽くしてほしい。特に最近の試合では、何か必死さのようなものがまるで感じられないから、とにかくまずは気持ちで戦ってくれることを願っている。

投稿者 KATANA : 18:32 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月15日

ビッグ・サプライズ!

日本代表 Go for 2006 ! 初回限定コンプリートBOX 選手選考にサプライズはないと語っていたジーコ監督だったが、十分な驚きがあった!

 FWでは当確と見られていた久保が外れ、好調を維持している巻が入ることになった。これはチームにとってもいいことだと思う。巻はコンスタントに点を上げているうえに、ポストプレイや前線からの守備もできる。ぜひスタメンで使ってもらいたいFWだ。

 一方の久保は、いくらなんでもコンディションが悪すぎた。ポテンシャルに関しては日本一だろうが、現在の状態を考えるとW杯本戦での活躍は期待できそうにない。

 しかしそれならば、なぜ怪我がいまだに完治していない柳沢をメンバーに入れたのか謎が残る。彼はそれなりに結果は残したものの、ここ数年のクラブでの不甲斐なさ、そして代表で得点チャンスをつぶした回数の多さを考えると、最終メンバーに残ったのが不思議でならない。

 しかも、FWの面子を見ると1stアタッカーができるのが巻しかいない。バランスを考えるのなら、柳沢ではなく久保を入れるべきではなかったのか。せめて佐藤寿にしろという話は置いておくにしても。

 この点に関しては、センターバックにもいえる。茂庭が代表から落選したことで、高さと当たりの強さで勝負できるタイプのDFが中澤しかいなくなってしまった。もしこれから彼に万が一のことがあったら――日本の守備陣は絶望的な戦いを強いられることになるだろう。

 さらに悪い意味でサプライズなのは、海外で中村と同等かそれ以上に高く評価されている松井がメンバーから外されてしまったことだ。これは理解しがたい。松井は途中出場でも流れを変えられる選手で、実際にアンゴラ戦では結果を出している。

 海外組を偏重するジーコが、今度はもっとも活躍している海外組の選手を外す。相変わらず、氏の考えていることはよくわからない。

 疑問点をひとつひとつ挙げていったら切りがないが、ジーコがこれでベストだと考えたのならそれでいいと思う。最後にすべての責任をとるのは監督だ。とにもかくにも、メンバーには落選した選手の分まで必死にがんばってほしいと思う。

投稿者 KATANA : 18:26 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月14日

ジーコジャパンのいい面と悪い面

 試合の結果についてはあえて言うまい(苦笑)。

 相変わらず、いい面も悪い面も出た試合だった。いつもは引いて守る相手に攻撃の形すらつくれないことの多い日本代表だったが、このスコットランド戦は違った。守備的な相手をうまく揺さぶり、決定的な場面をいくつか作り出すことができていたと思う。

 しかも、攻撃のバリエーションもそれなりにあった。サイドアタックも継続的にでき、中央ではダイレクトプレイで相手守備陣を切り崩す。ジーコジャパンの熟成度の高さがうかがえた。

 だが、いかんせん決定力がなさすぎる。どんなにいい形を作っても、最後に決めきれないのでは意味がない。それに、後半になって相手が守備を修正してくると、ほとんどまともに攻めることさえできなくなってしまった。

 守備面でも、前半はうまくいっていたと言える。しかし、後半になると三都主が上がりすぎたのか周りの選手が疲れてしまったのか、左サイドのエリアに広大なスペースが出来てしまっていた。相手の拙攻にも助けられて無失点で切り抜けることができたが、本番ではごまかせないだろう。

 正直、この時期に「いい面も悪い面も出た」などという台詞を言わせないでほしかった。本来ならば、今回は4年間の集大成の試合だったはずだ。それが、相変わらずの問題点の露呈ではあまりにも悲しい。

 しかし、残念ながらもう時間がない。攻撃面でも守備面でも、ぶっつけ本番でなんとかするしかないというのが現状だ。海外組が入って化学反応が起こることを祈りたい。

# ジーコ、W杯メンバーに松井は必ず入れろよ! ふ、不安だ……。

投稿者 KATANA : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月13日

おもしろい逆転現象

NINTENDO GAMECUBE本体 シルバーPlayStation 2 セラミック・ホワイト(SCPH-75000CW)
 アメリカでE3が開幕し、日本のゲーム関連サイトも賑わっている。

 オフィシャルサイトだけでなく個人のブログなどをざっと見てひとつ感じたのは、新ハードに対する支持が一般の認識とは逆になっているのではないかということだ。普通、ライトユーザーがWiiを支持、ヘビーユーザーがPS3を支持というイメージだが、現実には反対なのかもしれない。

 どうも、熱心なゲームファンほどWiiへの期待が高いようだ。考えてみれば当然のことで、任天堂も自認するようにWiiはあくまで“ゲーム機”である。つまり、ゲームの面白さを追求しているのだから、ヘビーユーザーが注目するのもうなずける。

 逆にPS3はどちらかというと“汎用機”であって、ゲームはそのうちの一機能でしかない。しかしそのかわり、Blu-ray Discを再生できるなどの他の面での魅力がある。だから、たまにしかゲームをしないライトユーザーが全機能を踏まえたトータルな面で引きつけられる。

 必ずしもこのパターンにはまらない場合もあるだろうが、他のブログでよく指摘されている「Wii有利、PS3不利」というのはゲームファンの認識でしかないような気がする。

 こうなると、任天堂陣営はやや厳しくなるかもしれない。DSはうまくいったが、携帯機と据え置き機ではニーズが違うだろうから、一概にWiiも成功するとは言えないのがつらいところだ。

 PS3は確かに高い。しかし、発売開始からすぐに購入するのはヘビーユーザーであって、価格がこなれてくればライトユーザーが動きはじめて爆発的に売れ出す予感もある。

 一ゲームファンとして任天堂の奮起には期待したい。だが、やはり今回もソニー陣営が勝ちそうな……。

投稿者 KATANA : 20:18 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月12日

三すくみの戦いになるか

Xbox 360(通常版)PSP「プレイステーション・ポータブル」 バリュー・パック セラミックホワイトニンテンドーDS Lite クリスタルホワイト

 PlayStation 3の価格が62,790円(599ドル)と高額なことを受けて、マイクロソフトの関係者が消費者はPS3を買うくらいだったらWiiとXbox 360の両方を買うだろうと発言したそうだ。

 一見するとこの主張には筋が通っているようにも思える。実際に、高額なマシンを1台買うよりも半分の額マシンを2台買うという選択肢はあるだろう。

 しかし、現実にはその可能性は乏しいように思える。そもそも、大半のユーザーはゲーム機を何台も欲しがるようなことは少ない。だから、欲しいマシンがたとえ多少高価でも“その1台”を買うはずだ。

 では、ヘビーユーザーが高い1台をあきらめて2台買うのだろうか。これもNoだろう。ヘビーユーザーだったら、そんなまだるっこしいことはしない。3台とも買う(だからこそヘビーユーザー)。

 つまり、価格で単純に足し算・引き算・比較をして購入するかどうかを判断するのは企業の側の論理であって、消費者はそんなことはしない。けっきょくは、“欲しいか欲しくないか”なのだ。ゲーム機のようなエンターテイメントに対してはなおさらだろう。

 第一、Wiiはまだ価格が発表されていない。PS3よりは安いだろうが、もし4万円前後ならばそもそも理屈が成り立たない。

 今回のE3でマイクロソフト陣営がソニー陣営をやたらと突っついているのは、危機感と警戒心の裏返しなのではないだろうか。誰もが「最後はPSの勝ち」だと思っているだけに。

 ただ、次世代機では現世代機ほどにはシェアに差が付かないだろう。Xbox 360は海外では好調だし、任天堂は今回かなり本気だ。次世代機への突入が本格化する中で、ゲーム業界自体がおもしろくなってきた。

投稿者 KATANA : 16:21 | コメント (2) | トラックバック

2006年05月11日

あきらめるな、井出!

レーシングオン F1カレンダー2006 またしても、井出が受難……。というより、今回のがある意味では最悪だ。なんと、FIAから一方的にスーパーライセンスの剥奪を言い渡されてしまった。

 いったいどういうことだろう? アルバースのクラッシュに関しては、井出への戒告処分という形で決着したはずだ。それがスーパーアグリへのテストドライバーにしろという「アドバイス」の後で、ついにはスーパーライセンスの剥奪。

 だったら、なぜ初めからそうしなかったのか。最初からSライセンスの剥奪によってドライバーズシートを失うのなら、本人も周りもまだ納得できたはずだ。

 ライセンスの剥奪が厳しすぎると感じると同時に、こんな回りくどいヤラシイやり方をすることに対して怒りさえ感じる。FIAに対しては前々から不信感はあったが、もしかしたら“嫌悪感”を覚えたのはこれが初めてのことかもしれない。

 しかも、スーパーアグリは次のドライバーを「国籍ではなく経験で決める」そうだ。開幕5戦目にして早くも“オールジャパン”というテーマが崩れはじめた。最近のチーム内でのバタバタやレースでの不本意な成績を含めて、先行きがだんだんと薄暗くなってきた。

 スーパーアグリには頑張ってもらいたいが、ホンダ・トヨタも含めて今シーズンの日本勢はどうにも釈然としないものが残る。しかし、井出選手だけはこれからも純粋に応援しつづけたい。

 人は、苦しいときこそ真価が問われる。あきらめるな、井出!

投稿者 KATANA : 17:08 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月10日

ブルガリアに負けたことよりも

 サッカー日本代表は、ベストメンバーではないブルガリア相手に惜敗を喫してしまった。

 この試合、W杯メンバーをかけた最後のサバイバル戦ということもあって、特に中盤から前の選手にいつも以上の気迫が感じられて、なかなかに緊張感のある試合になった。

 そんな中、なかば偶然であったにしても、きちんとゴールをあげた巻の活躍は賞賛に値する。それに、中盤でのパスワークは相変わらず見事だった。

 しかしその一方で、選手たちのサバイバル以外にいまひとつ意義の感じられない試合でもあった。

 おそらくこれまでの流れからして、ジーコ監督は本番で4バックを採用するのだろうが、この試合はなぜか3バック。事ここに至ってはもう国内組と海外組で戦術を分ける意義は何もないはずだ。W杯本戦では、すべての試合で海外組がそろっているのだから。

 しかも、3バックは世界でも通用するということはすでにわかっているはずであって、反対に4バックの連係が未完成であることもわかっている。ならば、なぜ本番直前のこの大事な時期に3バックで臨むのだろう? ディフェンスラインはすべて国内組の選手なのだから、4バックの確認もできはずなのだが。

 また、相変わらず決定力不足を露呈してしまった。いいパスワーク、いい動きはできている? 確かに。しかし、それがゴールに結びつかないのでは意味がない。ずっと押していながら、得点がラッキーなものだけというのではあまりにも寂しい。

 中盤でのパスワーク、3バックから4バックの確認はできた。だからこそ、これからは4バックの熟成と決定力の向上が、本番での成績に直結するように思う。時間は限られている。はたして、間に合うだろうか。

投稿者 KATANA : 14:43 | コメント (2) | トラックバック

2006年05月09日

イタリアサッカー界の腐敗

CALCiO (カルチョ) 2002 2006年 05月号 [雑誌] ユベントスのGMルチアーノ・モッジが、イタリアサッカー協会の側と結託して試合を有利に進めようとしていたことが明らかになりつつある。

 以前からユーベの側に極端に有利な“ミスジャッジ”が多いことから、疑いの目は常に向けられていた。しかし、私はてっきりイタリア全土にファンの多いユーベだから、審判の中にも実は子供の頃からユーベの支持者だった人がいて、それでそちらに有利な判定になってしまうのだろうと思っていたが、考えが甘かったようだ。

 こうした問題に限らず、現在のイタリアサッカー界はさまざまな問題を抱えてしまっている。ファンの暴動や人種差別的示威、クラブの経営難、上位と下位の格差、ドーピング問題、審判不足……挙げていけばきりがない。また、マフィアの国だけに八百長のからんだ黒い噂も絶えない。

 これからW杯を迎える時期に、国内随一のクラブがしでかしたこのスキャンダルは重い。私は個人的にイタリア代表を優勝候補だと考えているが、今回のことが代表チームに影響を与えないはずがないだろう。

 八百長問題に揺れるドイツと同じく、イタリアも雲行きが怪しくなってきた。

投稿者 KATANA : 09:47 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月08日

オフサイドの意外な勘違い

 サッカーのオフサイドについてちょっと気になることがあったので、今回はそれについて。

 この競技のなかで唯一わかりにくいといわれるオフサイドのルールも、最近ではだいぶ一般に浸透してきたように思う。

図1 簡単に説明すると、敵陣で攻撃側の選手が守備側の選手の二人目より手前にいないと、 そこに味方からパスが出された場合に反則をとられ、相手に間接フリーキックが与えられるというものだ。

 左の図では黄色の線がオフサイドラインということになり、攻撃側の赤の選手はオフサイドポジションにはいない。

 しかし、勘違いが多いのはオフサイドラインの位置を「ゴールキーパー+1」だと考えていることだ。 GKが後ろに残っていることが大半だから完全な間違いではないのだが、これだとおかしくなる場面が出てくる。

 たとえば、先の図で■で示されたアイコンをGKだとすると、オフサイドラインの位置がわからなくなってしまう。しかも、 GKにスイーパー的な役割が求められている現代では、実際にあり得ることだし、 またセットプレイなどの混戦ではGKがDFより前へ出ることはよくある。だから気をつけなければならないのは、 オフサイドのルールはあくまで「敵側の選手が二人」であって、それがGKかフィールドプレイヤーかは関係がない。図2

 もうひとつ、勘違いというより知らない人が多いのが、オフサイドは敵陣にいるときに取られるということ。だから、 右の図のように相手側がディフェンスラインを極端に押し上げたとき、黄色の線がオフサイドラインのように思えるが、 実際は中央のハーフウェイラインまではオフサイドポジションにならない。

 プロの試合ではほとんど有り得ないことだが、 草サッカーなどを見ているとこの状況でも間違えてオフサイドを取ってしまっていることが散見される。

図3  それはさておき、オフサイドにはこうした意外な規定もあるために、 左下の図のような場合には敵陣に相手が一人しかいないから、 攻撃側の選手は味方からパスを受けたかったらハーフウェイラインの内側、つまり自陣まで戻らなければならない。

 だから相手の守備がいくら手薄でも、実質的には攻撃側は敵陣に入ることができないのだ。 終盤に思いきってGKが上がることができるのは、このオフサイドのルールがあるからこそとも言える。

 意外なオフサイドの側面。こうした点からサッカーを考えるのも面白い。

投稿者 KATANA : 09:48 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月07日

ドロー系ツール『Inkscape』

ink  無料で使えるドロー系ツールがないものかと思って探していたら、『Inkscape』というフリーソフトを発見した。

 はっきり言って、これは使える! ドロー系ツールとして必要な機能はほぼ網羅され、フリーウェアにありがちな動作の不安定さもない。 そして、ひとつひとつの機能が洗練されていて、純粋に使いやすいことも高ポイントだ。

 ベクターデータの出力もいろいろな形式に対応しており、たとえばEPS形式で保存して他のツールで再編集することもできる。

 ただ、バージョンが0.43ということもあって、やや物足りない面もあることは事実だ。 たとえば線のストロークのスタイルが限られているので、Adobe Illustratorのようなデザインをすることは難しい。

 また、ベクターデータ以外の形式ではPNGにしか対応していない(しかも透明部分なし)。ただ、これはGimpなど他のソフトで変換すればいいことなので、たいした問題ではないかもしれない。

 ともかく、現時点でも充分に“使える”ソフトであり、今後の発展にも大いに期待できる。ドロー系ツールに興味のある方は、 ぜひ試しに使ってみてほしい。

  • フリーソフト
  • Window、Linux、Mac OS X対応
  • 日本語対応

投稿者 KATANA : 11:45 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月06日

井出はサードドライバーにもなれず

 井出のドライバーズシート喪失は日本のファンを大きく失望させ、スーパーアグリへの不信感を強めることになったが、それをさらに助長するようなことがまた起きた。

 てっきり、井出はセカンドドライバーからサードドライバーへ降格されたものと誰もが思っていただろう。しかし、実際には「テストドライバー」になるだけであって、つまりグランプリのフリー走行にさえ出られないことになってしまったのだ。

 いったい、スーパーアグリというチームは何がしたいのだろう? ただでさえ急遽ドライバーを変えたことにヨーロッパのメディアでさえ一部は首を傾げているというのに、それに拍車をかけるようなことをするとは……。「オールジャパン」が聞いて呆れる。日本人選手にF1への道を切り開くことがひとつの使命ではなかったのか。

 この点、チームはもちろんだが亜久里代表の対応にも疑問が残る。メディアの取材に対して、井出が「かわいそう」という言葉を連呼していたが、本当にそう思うなら自身が先頭に立って彼を擁護すべきではなかったのか。それとも、チームに対してそれができるだけの統率力が現在の彼にはないのだろうか。

 私自身、これまでスーパーアグリというチームをかなり好意的に見ていたものの、今回の一件で一気に不信感が増してしまった。現場ではやむにやまれぬ事情があったのかもしれないが、ならばそれを少しでも説明してほしかった。

 いずれにせよ、井出だけはこれからも素直に応援しつづけたいと思う。この悔しさを忘れなければ、必ず這い上がってこれるはずだ。

投稿者 KATANA : 19:18 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月05日

Impulse

 このサイトで使っているスタイルシートと画像です。

ベーステンプレート:MT 3.15

確認ブラウザ:IE 6.0、Firefox 1.5

画像:ファイルはスタイルシートのある位置から見て、

/mt-static/themes/theme-impulse/

の位置に。

impulse - 67.8 KB

投稿者 KATANA : 16:59 | コメント (0) | トラックバック

バナー

sidebar3sidebar

datesidebar2

 バナーのベースとして使えそうなものを置いておきます。

投稿者 KATANA : 16:45 | コメント (0) | トラックバック

井出騒ぎに見る“セナ・ショック”の後遺症

セナに捧ぐ ~伝説になった音速の貴公子 残念なことに、F1・スーパーアグリの井出有治がドラバーズシートを失うことになってしまった。

 結局は、サンマリノGPでアルバースを派手に横転させてしまったことが響いたようだが、それ以外にもチームメートの佐藤琢磨より大幅にペースが遅かったり、周回遅れになる際にマシンのパスのさせ方がいまひとつだったりしたことも評価を下げる結果となってしまった。

 ただ、少なくとも自分の目には、あのクラッシュがすべて井出の責任だとは思えない。アルバースはスタートに完全に失敗して大幅に遅れ、1コーナーのラインに最初にのっていたのは井出だったと思う。そこをアルバースが無理にインにかぶせたか、もしくは後方をまったく見ていなかったのではないか。

彼が来るのに全く気づかなかった。すごくびっくりしたよ。

 もちろん80~90%以上、井出の側に非があることは事実だが、それにしても周りが騒ぎすぎるように思える。

 これはやはり、アルバースのクラッシュがあまりにも派手すぎたためだろう。もし通常のコースオフだけだったならここまでの騒ぎにはならなかったはずだ。事実、サンマリノ以前には力量が足りないとする声はあったものの、明確な批判はほとんどなかった。

 私はこの辺から、どうも“セナ・ショック”の後遺症というか、F1関係者における“クラッシュ・アレルギー”が感じられてならない。実際、年寄り連中ほど井出の批判をしていることを思うと、無関係ではないように思う。

 あの94年は、セナの事故だけでなく他にもひどい事故が相次いだ。サンマリノGPだけでも、ラッツェンバーガーが亡くなり、バリチェロも一時意識を失うほどのクラッシュをしている。

 そして今年、同じサンマリノGP。しかも、若手ドライバーが最強チャンピオンを追うという状況の一致。あのアルバースの派手なクラッシュに、12年前のことを思い出した人も多いだろう。

 言うまでもなく、セナ・ショックがあったからこそ彼が最後まで望んでいた安全性の追求が劇的に押し進められることになり、結果アルバースはほとんど無傷ですんだ。

 しかし、モータースポーツにクラッシュは付きものだ。安全に走っているだけでは、ただのドライブになってしまう。

 安全性の追求は非常に大切なことではあるが、それに偏りすぎるとレースがレースでなくなってしまう。F1参戦1年目のルーキードライバーを、もう少し長い目で見てあげてほしかった。

 もしセナがあの場にいたとしたら、井出を責めただろうか、それともあえて許しただろうか。

投稿者 KATANA : 11:36 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月04日

ジェフのスーパーフットボール

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える ジェフ千葉が、首位の浦和レッズを見事な内容のサッカーで打ち破った。

 とにかく、ジェフは選手ひとりひとりに戦術が徹底されていて、役割が明確化されている。そして、きちんとそれぞれが「スペースを作る動き」と「スペースを突く動き」ができているので、全体的に攻撃のダイナミズムが生まれていた。

 さらに、守備の面でもプレスを必ずかける。誰もさぼらない。しかも、それが試合終了まで続いていたのだから、見事としか言いようがない。

 オシム監督のサッカーは「走るサッカー」だと言われるが、無闇やたらに走るだけでは疲れるだけで意味がない。それどころか、ポジショニングが乱れてしまうのなら、かえって害があるくらいだ。

 その点、ジェフの選手たちからは個々が自分で考えるという姿勢がうかがえる。結局は、これが一番大切なのだろう。いくらいい監督がいい戦術を授けても、盲目的に指示に従っているだけでは、予想外のことが起きやすいサッカーというスポーツの世界では通用しない。

 現在、日本で最先端を行っているのはレッズでもガンバでもマリノスでもなく、ジェフだと思う。ちなみに、それに最も近いのがフロンターレではないだろうか。

 ともかく、戦力に限りのある千葉というチームを一流にまで仕立て上げたオシム監督の手腕は見事としか言いようがない。少し気が早いが、次期代表監督は彼にやってもらいたい。ジェフと兼任で構わないから。

# それにしても、今の巻はのっている。ジーコさん、柳沢や高原より巻を……。

投稿者 KATANA : 12:00 | コメント (3) | トラックバック

2006年05月03日

“貢献度”の矛盾

監督ジーコ 日本代表を語る W杯に向けて、最後の親善試合のメンバーが発表された。

 気になるのは、その選手でも対戦チームでもない。ジーコのいう「代表への貢献度」という言葉だ。

 一見すると、ジーコの主張は妥当なもののようにも思える。普通ならば、チームに貢献した選手を重視するのは当然のことだからだ。

 しかし、それはあくまでも通常のクラブチームの場合であって、各クラブから代表を選ぶという特殊性のあるナショナルチームには、なかなかそれがうまく当てはまらないものだ。

 そもそも代表に選ばれること自体が大変で、しかもナショナルチームの試合数が少ないことから、おのずと代表でのアピールの機会は非常に限られている。

 にもかかわらず代表への貢献度を重視するということは、チームに当初からいる出場機会の多い選手ほど貢献しやすいために常連として定着しつづけ、逆にそうでない選手はいくらクラブチームで活躍しても、代表に選ばれることさえ難しくなってしまうという矛盾が起きてしまう。

 だから、FWでは近年これといって活躍しているわけでもない久保・高原・柳沢がW杯メンバーに当確となり、クラブでいい活躍をしている佐藤や巻が当落線上にいるということになってしまう。MFでも同様に中田英・小野が当確となる一方で、コンスタントに活躍している松井・阿部が当落線上ということになってしまうのだ。

 つまり、元より代表に貢献するための機会が平等ではないのに、単純に貢献度を比較することはおかしいのである。

 例として、ある会社の場合を考えてみよう。Aには10の仕事を与えて、Bには2の仕事しか与えなかったとする。Aはそのうち3つを成功させて、Bは1つだけだった。ジーコが上司ならば、Aのほうを高く評価して彼を昇進させるだろう。しかし成功率で考えれば、むしろBのほうが優れている。こうしたやり方では、誰も納得できない。

 ジーコの人選がいつも物議を醸すのは、ここにひとつの原因があるように思う。根本的なところで矛盾を抱えているのだ。ジーコ自身、そのことに気付いているだろうか。

 私は個人的に、代表の選考は監督がやりやすいようにやればいいと思っている。しかし物事には限度というものがあるし、矛盾を抱えた存在はかならずどこかで歪みを発生させることになるものだ。

 ジーコのやり方が吉と出るか凶と出るかは、今はまだわからない。しかし、どうしても違和感を覚えてしまい、それが気になってしかたがないのだが……。

投稿者 KATANA : 11:25 | コメント (4) | トラックバック

2006年05月01日

サッカーフィールド

field-brightField-dark

 サッカーのフィールドの素材を作ってみました。

 各ラインの比率は……実は、本当のルールと一致してません(苦笑)。

投稿者 KATANA : 13:56 | コメント (0) | トラックバック

新庄の“襟付きシャツ”が波紋

夢のとなりで―新庄剛志と過ごしたアメリカ滞在記 新庄が“襟付き”のアンダーシャツを着て試合に出たそうだ。

 周囲の関係者の意見は、ややネガティブなものらしい。しかし、私は別にそれくらいいいじゃないかと思う。

 明らかに別のユニフォームを着るのではユニフォームの意味がないから当然ダメだとしても、アンダーシャツの形がちょっと違うくらいはたいした問題ではないだろう。

 実際、ネックウォーマー・タイプのものがあったり、中には野球用のアンダーシャツではなく普通のTシャツ・タイプのものを着ている選手もいるくらいだから、「襟が付いている」だけでは禁止する根拠に乏しい。

 確かに新庄がやりすぎの面もあるものの、球界だけでなく日本社会は細かい規則(制約)をつくりすぎるのだ。そもそも規則は社会組織を健全に運営するためにあるのだが、その目的が消えて規則そのものを自明視してしまうケースが本当に多いように思う。

 典型例はプロ野球よりも、むしろ高校野球だ。バッティンググローブの色やヘアスタイルまで、事細かに規定しようとしている。

 怖いのは「人のために規則がある」のではなく、「規則のために人がある」という状態に陥ってしまうことだ。これでは当然のことながら弊害が大きい。

 だから選手の個性を伸ばし、プロ野球をより魅力のあるものにするためにも、細かい部分へのどうでもいいような制約などないほうがいいと思うのだが、どうだろうか。

投稿者 KATANA : 11:01 | コメント (0) | トラックバック