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2006年03月30日
電気用品安全法(PSE法)で、中古品の売買を経産省が事実上容認したことで、反対派の中にはほっとしたような雰囲気がある。
そもそもこの問題はアナリストの小寺氏が指摘しているように、PSEマークのない中古品の売買を表向きは認めないが、実質的には黙認するというあいまいさが根因だったように思う。
これまでの日本なら、そうした「本音と立て前の使い分け」が通用しただろうが、今はもう状況が違う。特に経済界では欧米的な厳密さが求められるようになって、万が一の法的リスクを考えざるをえなくなっている。
その点、経産省側の見込みが甘かったといっていいだろう。旧態依然とした日本的な慣行にとらわれたままで、現実が見えていなかった。だから、いざ法施行が近づいてきた段階になって、問題がわき起こることになってしまったのだ。
そもそも、中古販売業の「現場」をきちんと把握していれば、こういった問題が起こることは十分に予測できたはずだ。結局PSE問題は、まさしく官僚的な現場を知ろうとしない傲慢な態度が招いた結果だともいえる。
だから、今回は経産省がやり玉にあげられているが、おそらく実質は他の官公庁でも同じだと思われる。ということは官僚の側が態度を改めないかぎり、他の分野でも似たようなことはこれからも起こり、場合によっては増えていくだろう。
ただ、実際のところはPSE問題はまだ終わっていない。要するに今回の「事実上容認」とやらも、またしても日本官僚的なあいまいさを利用して問題をうやむやにしてしまおうという底の浅い意図が透けて見えている。
全然、根本的な解決になっていない。PSE問題もまだまだ波乱がありそうだ。
投稿者 KATANA : 11:55 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月29日
ユベントスが、アウェイとはいえアーセナルに完敗した。
セリエAでは圧倒的な強さを見せているが、欧州ではうまくいかない。ベスト16のブレーメン戦で敗退していてもおかしくはなかった。
ご自慢のかたい守備も、圧倒的な個人技の前では崩されてしまうことがある。イタリアでは、ビッグクラブを除いてリスクを冒してまで攻めてくるチームが少ないから表面化していないが、意外なもろさがチャンピオンズリーグで出てしまっている感じだ。
主力選手の数人が怪我で離脱していることは言い訳にはならないだろう。どのチームも、この時期は疲れがたまって怪我人が出やすいのは同じだ。事実、バルセロナは守備の要を3人も欠きながら、きっちりとアウェイで引分けている。そもそも、主力が数人抜けただけでチーム力がガクンと落ちるようでは、それ自体チームの限界を物語っている。
さらには相変わらずホームで客が入らない(苦笑)。しかも、親会社のフィアットも経営不振。他のビッグクラブに比べて選手層が薄いのも、財政面で問題があるためかもしれない。
カペッロが退任するという噂も絶えないことや主力選手の年齢層が高いことからして、ユーベはいろいろな意味でターニングポイントに差しかかっているようだ。
投稿者 KATANA : 18:40 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月28日
ジーコジャパンが30日の親善試合のために、29日にJリーグの試合のあるガンバの選手を召集したことが気にかかっている。
W杯を間近に控え、どうにかして選手をそろえたい気持ちはわかるが、今回ばかりはJFAの側が遠慮すべきではなかったのか。もちろん承諾したのはガンバのほうだが、周りの状況を考えると「No」とは言えない雰囲気があった。
日本は世界でも稀なほど、リーグ側・クラブ側が代表に譲歩している。それがすべて悪いとは言わないけれど、いくらなんでもJに影響がありすぎるだろう。
そもそも、ガンバ大阪は代表組抜きで29日の大宮戦に確実に勝てるつもりなのだろうか。仮にそうだとしても、それは裏を返せば大宮をなめているということだ。それ以前に主力抜きで戦うこと自体、相手に対してあまりにも失礼だろう。
それに、ガンバの代表組の態度も気になる。W杯にどうしても出たいという気持ちはわかるが、まずはクラブに貢献することが当たり前のはずだ。それがチームメイトやサポーターへの礼儀ではないか。ジーコに呼ばれたからといってホイホイと行ってしまうようでは、プロ意識が欠如していると言われてもしかたがない。
もちろん、選手を含めて関係者は悩んだと思う。それだけに悩まざるをえない状況に追い込んだJFAに静かな怒りを覚えてしまうのだが。
投稿者 KATANA : 18:17 | コメント (2) | トラックバック
2006年03月27日
グランパスがホームで惨敗を喫してしまった。
まずいのが、やはり2失点してしまったセットプレイでの守備。マンマークで守っているのだが、マークにつくのが遅すぎるから結果的に相手にいいようにやられてしまっている。ゾーンでやっていた頃と同じミスを繰り返している。これからもマンマークでいくにせよゾーンで行くにせよ、マークへの素早い対応や受け渡しができないと失点を重ねることになりかねない。
ただ、もっと心配なのは攻撃のほうだ。3試合で1得点、流れの中からはゼロ。そもそも得点の気配すらしない。ミスで点が取れないのならともかく、チームの攻撃の形じたいが見えてこないのには不安がつのる。
中盤でタメがつくれないのが、チームとしては痛い。中村直志が不調で、キープ力のある本田をサイドバックにしてしまっていることが原因だ。だから、玉田が中盤まで下がり、結果として前線に厚みがなくなる。
しかも、玉田があまりにも中盤へ頻繁に来て、味方の選手がプレイするスペースを先に消してしまっているから、余計に中盤の連係もうまくいかない。苦しいのはわかるが、玉田はもっと前線で味方を信じてボールを待つべきだろう。
こうした中盤での攻防や前線の選手との連係など、これからの課題は山積みだ。それでもまだ始まったばかりだから、フェルホーセン監督にはじっくりチームをつくっていってほしい。
投稿者 KATANA : 18:01 | コメント (2) | トラックバック
2006年03月26日
パリーグが開幕したわけだが、個人的に気になるのはセリーグのドラゴンズの動向だ。ここまで驚くほど順調に来ている。
オープン戦のチーム防御率は1点台、しかも中田・マルチネスといった若手も着実に伸びてきているうえに、昨シーズンは怪我で苦しんだ中継ぎ陣も戻ってきた。もともと、川上-岡本-岩瀬といったそれぞれの柱がしっかりとしているだけに、層の厚みが出てきたのはドラゴンズにとってさらなるストロングポイントになる。
打撃のほうでも、荒木・井端・ウッズ・福留の主軸は申し分ない。そこへルーキーの藤井が台頭し、ベテランの立浪が下位打線を支える。さらに森野が1シーズンを通して活躍できれば、これ以上のものはないだろう。
ただ、アレックスと谷繁の打撃不振が気になるところだ。それでも今シーズンのドラゴンズには、それをカバーできるだけのチームの余裕がある。
昨シーズンのように投手陣に怪我人が続出したり、交流戦で変なことにならなければ、今季のセリーグはドラゴンズの独走もありうるのではないだろうか。タイガースの主力ピッチャーに故障者が数人いるだけに、2004年の再来が現実味を帯びてきた。
投稿者 KATANA : 10:25 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月24日
日本代表、世界一――もちろん期待はしていたが、まさか本当に世界の頂点に立ってくれるとは思わなかった。2次リーグで韓国戦に負け、一度は絶望的な状況に陥っていただけになおさらである。
それにしても勝ったことも負けたことも含めて、日本にとっては非常に劇的な大会となった。短期間でこんなにもいろいろなことを味わったのは、野球ファンとしても初めてのことだ。
初めてといえば、「これぞ世界大会」という感じの緊張感も独特のものがあったと思う。私も長年野球の試合を観てきたが、試合の最初から最後まで気持ちが昂ぶっていたのは自分でも驚きだった。
ともかく、さまざまな感動を与えてくれた選手やコーチ陣には感謝したい。これこそが、スポーツ選手の役割だ。
ただ、なまじ凄まじい経験をしてしまったがために、われわれファンはもう普通の試合では満足できなくなっているのかもしれない。今の勢いをプロ野球に活かせるか、それともファンを失望させてしまうのか。
「改革元年」と呼ばれた昨年以上に、今シーズンは日本球界にとって大きなターニングポイントになりそうだ。
投稿者 KATANA : 20:12 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月13日
試しにMovable Type用のテンプレートをつくってみました。もしよければ、ご自由にお使いください。
画像ファイルはスタイルシートのある位置から見て、
/mt-static/themes/theme-blueline/
というディレクトリに置いてください。
CSSファイルがblogフォルダにある場合は、
/blog/mt-static/themes/theme-blueline/blueline.jpg
という感じです。フォルダがなければ作成してください。
ベーステンプレート:MT 3.2
確認ブラウザ:IE 6.0、Firefox 1.5
# ちょっとシンプルすぎたかな~。次はきちんと作るか。
投稿者 KATANA : 21:58 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月09日
スコアは1-1だったものの、バルサがチェルシーを圧倒してUEFAチャンピオンズリーグのベスト8へ進出した。
それにしても、ロナウジーニョは凄すぎて何と言っていいのやら。アウェイ戦を2-1で勝利した余裕もあったのだろうが、チェルシーのディフェンス陣をこれでもかというくらいに翻弄していた。
しかしチェルシーの守備は、世界でも屈指のはずだ。それなのに、あれだけやりたい放題にできるということは、ロナウジーニョが圧倒的すぎるということだろう。
言うまでもなく、メッシ、エトーといった周囲の選手との連係があってこそロナウジーニョも活きるのだが、もはや彼は誰にも止められないのではないか。
可能性があるとすれば、守備のかたいミラン、インテル、そしてユベントスのイタリア勢だろう。それでも、現在の“スーペルバルサ”を止めるのは難しいだろうが。
ただ、ここまであまりにも好調すぎて、意外な落とし穴が待っているかもしれない。リーガのほうはよほどのことがない限り安泰だが、チャンピオンズリーグはノックアウト方式だけにまだわからない。
完璧なチームなどないから、バルサにもどこかに弱点があるはずだ。それが表面化していないだけかもしれないぞ、バルセロニスタ諸君(笑)。
もちろん、決勝まであのスーパーなチームを見ていたい。とりあえず、次の対戦チームがどこになるかが楽しみだ。
投稿者 KATANA : 16:11 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月05日
スキー・モーグルの上村愛子選手のブログを見て驚かされた。ファンからかなりのコメントやトラックバックが寄せられていて、しかもそのほとんど好意的なものなのだ。こうしたことからも、ファンから愛されている選手なのだなと強く感じられる。
彼女の自分のためだけではなく、周りの人々のためにがんばる姿が共感を呼んでいるのだろう。最近はサッカーや野球などの人気スポーツを中心に、けっきょく自分ことしか考えていないアスリートが多いだけに、上村選手のような存在は貴重だ。
だから、メダルを取れなかったことを気にする必要はないと思う。そうした誰かのためにという姿勢を見せてくれているだけで、私たちファンは十分感動を与えてもらっているから。胸を張って堂々としていればいい。
五輪ではプレッシャーに負けたと指摘する声もあるが、上村選手のこころは弱くない。自分以外の人のために頑張ろうとすることができること自体、本当のこころの強さを証明している。
先日亡くなられた元ジャイアンツの故・藤田監督は、当時精神的な弱さを指摘されていた斉藤投手に対して「お前は弱いんじゃない。優しいだけなんだ」と声をかけ、意識改革を行ったそうだが、この言葉が見事に象徴してくれている。
仮に誰かのためという思いがプレッシャーとなってしまったとしても、それは弱さなどではなく“強さ”であり“優しさ”なのだ。
それに、みずからの弱さを自覚することそのものが真の強さへといたる道だろう。それから目を背けて逃げているかぎり、偶然試合に勝つことはできても最も大事な“人間の基礎”は形成されことはけっしてない。
けれど、上村選手はきちんと自分自身と向き合えていると思う。一ファンとして、4年後のバンクーバーまでなんの心配もしていない。
あとは、自分自身がどれだけ楽しめるかにかかっているのではないだろうか。根源的にスポーツとは自身がエンジョイするためにやるものなのだから、けっきょく大舞台でも“楽しんだもん勝ち”だ(笑)。
もちろん、誰かのために頑張ることは素晴らしいことではある。けれど、純粋に自分がスキーをすることをひたすら楽しむ上村愛子を見てみたい気もするのだが。
投稿者 KATANA : 20:06 | コメント (0) | トラックバック
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投稿者 KATANA : 15:31 | コメント (0) | トラックバック
トリノ五輪が終わって1週間が経とうとし、パラリンピックの幕が開こうとしている。
少し時間が空いたことで“荒川フィーバー”も落ち着きを見せた感があるが、その一方で他の競技の結果は全体的に厳しかったというコントラストが激しい。その要因はどこにあるのだろうか。
もちろん、実際にプレイする選手たちの責任がもっとも大きいことは事実である。また、コーチ陣などバックアップする立場の人々の力不足もあっただろう。
しかし、個人的に一番気になっているのが国内の環境だ。練習をしたくともそのための施設が整っておらず、生活面での不安も解消されていないのでは、選手に過度の期待を背負わせるのは酷というものだ。
スピードスケートのショートトラックでは、生活の問題で最悪全員がやむにやまれず引退する可能性もあるという。
今をときめくフィギュアスケートでさえ経営不振に陥ったリンクが次々と閉鎖され、金メダルを取った荒川静香も練習場所を海外に求めざるをえなかったことを思うと、先行きに不安が残る。
こうした問題は、これまで実業団におんぶにだっこでクラブやプロを整えてこなかったツケが回ってきた結果である。つまり、ウィンタースポーツだけの問題ではけっしてない。今はまだサマースポーツの体制はそれなりに整っているが、いつウィンタースポーツの二の舞になるとも知れない。実業団野球の現実を見ると、すでに起きているといってもいいだろう。
Jリーグでは欧州の総合スポーツクラブを目指しているが、時間がかかりそうだ。トップ選手だけでなく、誰でもスポーツを楽しめる環境を整えないかぎり、日本スポーツ界の先行きは暗い。
行政や企業によるクラブへの支援を期待するだけでなく、スポーツに関わるそれぞれが少しずつでもいいから活動していくことが最も求められていることではないのだろうか。
投稿者 KATANA : 01:48 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月01日
サッカー、日本代表対ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の試合の結果は2-2の引分け。これだけを見ればそれほど悪くないようにも思える。
特に前半はボスニアのプレスにさらされながらも、中田英を中心に長短のパスを使ってそれなりに攻撃の形をつくり、守備では相手の効果的な速攻をなんとかしのいでいた。それに、中村のセットプレイでのキックやパスの精度は相変わらず素晴らしく、国際舞台でも大きな武器となることを再確認できたと思う。
さらには、先発に久保・小笠原の国内組が食い込んだことも大きい。ようやく、ジーコ監督の海外組偏重の姿勢が改まってきた兆しと取っていいだろう。また、最後の最後で追いつくあたり、このチームの勝負強さは本物だ。土壇場での踏ん張りはW杯でも発揮されそうな予感がある。
しかしポジティブな要素以上に、今日の試合では問題点が非常に多く噴出することになってしまった。攻撃では、結局セットプレイからの1点のみ。形はそれなりに作れているのだが、フィニッシュとそのひとつ前のラストパスがうまくない。要するに崩しきれていないのだ。また、決定的なシュートがキーパーの正面へ行ってしまうなど、FWの得点力に対する不安は増すばかりである。
さらに頭が痛いのが、守備面でのもろもろの課題だ。前半はともかく後半は疲れがあったのか、中盤でのプレスがほとんど効かずにスカスカの状態で、相手にあっさりとこちらの最終ラインまで持ち込まれてしまっていた。しかも、サイドの守備があまりにもお粗末なうえに、センターの選手たちがどうしてもそちらをケアせざるをえないから、中央でのマークも甘くなるという完全な悪循環に陥っていた。本当に、よく2失点で済んだというものだ。
特に左サイドバックの三都主のエリアは、いくらなんでも相手に自由にやらせすぎだろう。あくまで彼を単独のアウトサイドとして使うのなら、もっとチームとしてその守備の穴を埋めるように戦い方をまとめる必要がある。今のままでは、相手の右サイドに優秀なアタッカーが1人いるだけで、日本にとっては大きな脅威になりかねない。
また、中盤の構成も問題だ。今日のボランチは中田英-福西、小野-稲本というチョイスだったが、考えてみればこの4人は明らかに攻撃重視の選手たちであって、守備面ではやや不安が残る。今日の後半の苦しさは、守備的MFに汗かき役がいなかったことが一因ともなっていた。中盤の守備をこれからどうするのか……。攻撃面でも、全員がパサータイプなのが気になるところだ。
ただ、この試合は親善試合だったのだから、ある意味では収穫があったともいえる。本番で今日のような内容では目も当てられないが、こうして問題点を洗い出すことができたことには意義がある。
それでも、上記の問題点は以前から――それこそ四年前からずっとあることだ。それが3年半以上たった今でも解決されていない。そのことに大きな不安を感じざるをえない。
問題点をうやむやにしても、運や惰性でしばらくはどうにかなることもある。しかしサッカーに限らず、課題を先送りにしてきた存在の末期は……。答えはご想像にお任せする。
いずれにせよ、今日の試合はいっそ負けたほうがよかったのではないか。試合後のジーコのポジティブすぎる感想を耳にするにつけ、どうもこのままでは問題点がまたうやむやになってしまいそうな気がするのだが。
【ガゼッタ・デロ・スポルト式採点】
高原:6.0
久保:5.0
中村:6.5
小笠原:5.0
中田英:6.5
福西:5.5
加地:5.0――ほとんど攻撃に絡めず。守備でも穴。
三都主:4.5――攻撃で貢献できず。守備面では最悪。ジーコJapan最大の欠点。
中沢:5.0
宮本:5.0
川口:5.0
小野:5.5――流れを変えられず。
稲本:5.5
柳沢:5.5
大黒:5.5
ジーコ監督:5.0
審判:5.5




