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2005年07月13日

音楽業界がファイル共有ソフトを活用か
P2P

 企業が提供するファイル共有ソフトが米国の最高裁で違法と判断されたことを受けて、 皮肉にもそれら企業とレコード会社との提携の流れが強まっている。あの老舗iMeshが、Sony BMGとライセンス契約を交わしたのだ。

 Sony BMGはこのiMeshの他にも、あのGrocksterと提携することを明言していたりと、 最近ファイル共有ソフトの分野で活発に動いている。

 そもそも親会社のソニーは、以前からファイル共有ソフトを敵視するというよりも、その可能性を探っていた企業のひとつだ。 あまり知られていないことだが、日本のファイルローグを訴えた原告団にはソニーミュージックエンタテインメント(SME)は加わっていない上に、 ソニーの前CEOである出井氏は1997年の時点で、 ネットを利用したセキュアな音楽配信システムを構築するようソニーミュージックに要求していた。さらに2002年には、 P2Pを活用するために独Bertelsmanとアライアンスを結んでいる(BMGの元の親会社はBertelsman。 米国SMEとBMGが合併した伏線がここにある)。

 が、その割には、これまであまりにもアクションが少なく弱かったように思う。結局のところ国内のSMEは、 自社製の音楽配信サイトを細々とつづけているだけで、P2PのPの字も見えない。音楽業界の盟主であるソニーが出遅れたせいで、 全体が波に乗り切れなくなってしまった感が否めない。

 その影響はもちろん、ファイル共有ソフトにもあった。旧Napsterの段階ですでに、 それをビジネスとして活用する方法はいくらでもあったはずだ。もう少し音楽業界側がポジティブな判断を下していれば、 ファイル共有ソフトも日陰者にならずにすんだのだが。

 とはいえ、ファイル共有ソフトの合法利用が音楽業界側で強まっているのはいい傾向だ。願わくば、この流れを断ち切らないでもらいたい。

投稿者 KATANA : 2005年07月13日 18:15

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